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[BOOKデータベースより]
がんと異界
[日販商品データベースより]基本姿勢
事例研究という方法
異界への扉としての夢
闇の中で
異界の構造―細井美雪さん(三十代女性、急性骨髄性白血病)
異界の水準―一宮浪子さん(五十代女性、肺がん)
異界の風景―冴木絵利さん(二十代女性、神経系悪性腫瘍)
夢と現実―吉本美砂さん(二十代女性、急性骨髄性白血病)
道行き―白井笑美子さん(三十八歳女性、縦隔腫瘍→急性白血病)
基礎を固める―桜木妙子さん(四十代女性、慢性骨髄性白血病)
一期一会―酒井悟さん(七十代男性、慢性好酸球性白血病)
ウロボロス―馬場松五郎さん(六十代男性、悪性リンパ腫)
死と再生―光田静子さん(四十代女性、急性骨髄性白血病)
がん治療における心理療法のモデル
エビデンス・ベイスト・メディスンに偏りがちな現在のがん治療に対し、患者の語りの重要性を説き、心理療法的な観点より患者の心に寄り添う医療を提言している著者の最新作。
1999年に刊行された『癌と心理療法』の事例と骨格は残しつつ、現在の視点から見直し、ほぼ全編を書き下ろした。
がんという病、その治療過程を、臨床心理学的な観点から眺めたとき、医学的観点が描き出す病像や治療過程とは異なる姿が立ち現れてくる。
患者の語り、異界体験ともいえる夢、そして自由に描かれた絵から、“がん患者”ではなく“一人の人間”の物語が紡ぎ出されていく。