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[BOOKデータベースより]
「良心の砦」だったのか。「戦後民主主義」の前史として漂白された歴史像は、何を無視し、誰を排除してきたのか。総動員体制の構築を理論面から牽引し、ナチス法学などドイツ学術界との交流をも推進した学者たち。「記録抹消」された領域に光をあて、多面的な歴史叙述に向けた探究の地平をひらく。
序章 良心の砦―「丸山劇場」の歴史的相対化(『聞き書 南原繁回顧録』への疑問;「記録抹消」された歴史の再構成)
[日販商品データベースより]第一章 公的機関の私的人脈―大学におけるミリューの支配(選別としての教育;「大学の自治」によるミリュー形成;マトリョーシカ人事;同化圧力;「学問の自由」と「政治的正しさ」;内弁慶によるガラパゴス化)
第二章 大串兎代夫と「国家権威」論の展開(東京帝国大学への道―熊本新人会から七生社へ;イエナ留学―オットー・ケルロイターのもとでの研究生活 ほか)
第三章 矢部貞治と「衆民政」論の刷新(キリスト教信仰から政治学研究へ;デモクラシー論への没入―議会政から独裁政へ ほか)
終章 「かのように」―敗戦国における知的権威の構築
軍国日本の「良心の砦」から戦後民主主義の旗振り役へ──こうした歴史像は何を無視し、誰を排除してきたのか。総動員体制や大東亜共栄圏を理論面で支え、ナチス法学などドイツ学術界との交流をも牽引した学者たち。「記録抹消」された領域に光をあて、一面的なナラティブをこえた新たな探究の地平をひらく。