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[BOOKデータベースより]
第1章 はじめに
[日販商品データベースより]第2章 場の理論
第3章 量子色力学(QCD)とカイラル対称性
第4章 カイラル対称性の自発的破れ
第5章 格子理論とフェルミオン
第6章 ドメインウォールフェルミオンによる解決
第7章 格子QCDによるカイラル対称性の自発的破れの検証
第8章 トポロジカル絶縁体とドメインウォールフェルミオン
第9章 他の分野との接点
第10章 まとめと展望
本書は、量子色力学(QCD)の非摂動的理解に不可欠な格子ゲージ理論とカイラル対称性をテーマに、学部上級〜大学院初級レベルの読者を対象として体系的に解説した入門的専門書である。場の理論やゲージ理論の基礎から丁寧に導入し、格子化の考え方や数値的手法へと段階的に進む構成により、初学者でも無理なく理解を深められる点が大きな特長である。特に、Nielsen-二宮の定理による困難を背景に、ドメインウォールフェルミオンやオーバーラップフェルミオンによって格子上でのカイラル対称性がどのように実現されるかを、物理的直観とともに解説している。また、カイラル対称性の自発的破れや量子異常、トポロジカル絶縁体との関係といった現代的話題にも触れ、基礎から最前線への橋渡しを行う。理論の流れを重視した説明により、専門分野への第一歩として最適な一冊である。